長年議論されているEvernoteとOneNote。どちらも素晴らしいサービスで使いやすい方を使えばいいだけの話ですが、私は最近両刀使いになりました。
どちらか一つにした方が管理しやすくていいのですが、どうしても両刀使いにならざるを得ない理由がありました。できる事、できない事に微妙な差があるEvernoteとOneNoteを比較紹介します。
Evernoteが優れている点
Evernoteはタグ管理、検索機能、Excel編集の点でOneNoteより優れています。
タグ管理できる
Evernoteはタグ機能があるから使っている人も結構います。いちいち整理しなくてもタグで関連するノートを探し出す事ができます。
検索機能はEvernoteが優秀
検索機能はどちらも同じです。OneNoteでも画像、手書き文字、PDFから文字列検索できます。でも検索して認識できる性能はEvernoteの方が正確に検索してくれます。特に差が出るのが、手書き文字とPDFです。
手書き文字、PDFを多用しているなら重要ですが、普通のテキスト検索なら差はありません。
フリーソフトでExcel編集できる
OneNoteではExcelのファイルを張り付けて編集するにはMicrosoft Officeが必要です。他のフリーソフトだと読み取り専用になってしまいます。他のファイル形式にしても同様です。
例えば、フリーのOfficeソフトであるOpenOfficeのファイル形式[.ods]で保存した表ファイルをOneNoteに張り付けてから開いても読み取り専用になってしまいます。
つまり、Microsoft Officeがない限りOneNoteでは表ファイルの上書き保存ができないのです。
EvernoteではフリーのOfficeソフトでも編集できるのは大きな違いです。まぁ、Microsoft Officeが入っている、もしくはnoteで表計算ソフトは使わないなら問題ありませんが。
※上記はパソコンでのお話です。スマホアプリではどちらも読み取り専用で、編集する事はできません。
OneNoteが優れている点
OneNoteは端末台数、手書き入力の点がEvernoteより優れています。
端末台数無制限
Evernoteの無料プランが端末2台までです。優良プランにすれば無制限です。
OneNoteは無料プランでも無制限です。
手書き入力が万能
Evernoteではパソコンでの手書き入力はできません。スマホ、タブレット端末のみです。さらに画像ファイルへの手書き入力iPhone,iPadだけしかできません。Androidではできません。
これがOneNoteなら全部できるんです。例えば地図のスクリーンショットをOneNoteに張り付けて、集合時間などのちょっとしたメモを手書きで追加できます。
勉強でまとめノートを作る場合にも重宝します。
容量の違い
結構勘違いしている人も多いのですが、Evernoteは毎月のアップロードする容量の制限が基準になっています。つまり、毎月少しづつアップロードしていけば制限なく保存できます。逆に不要になったノートを削除してもアップロード容量が増えるわけではありません。
対してOnenoteは保存できる容量が基準になっています。保存容量を増やすにはOneDriveの契約内容を優良プランに変更することになります。
Evernoteの無料プランは月間60MBまでアップロード可能。月額433円(1年払い)で10GBまでアップロード可能。
OneNoteの無料プランは5GB。月額249円で50GB。もしくは年間12,744円でMicrosoftOfficeが使えてOneDriveが1TBまで使えるOffice 365 Soloのサービスもあります。
私が両刀使いな理由
理由はExcelです。パソコンを買い替えて金欠の為、フリーのOfficeソフト(LibreOffice)を使っています。Evernoteはもっぱら表計算ファイルのために使っています。
お小遣いが貯まったら、Office 365 Soloに加入してMicrosoft Officeと1TBの保存容量を手にする予定です。
そしたらEvernoteは使わなくなると思いますが、決してEvernoteが使いにくいというわけではありません。どのように使うのかが違うだけです。
私は細目に整理して使いたい派で、画像ファイルもジャンジャンノートに張り付けてGalaxy-note8のSペンでスラスラ書き込みたいだけです。
細かなメモ、議事録など容量の少ないノートの積み重ねならEvernoteの方が最適だと思います。
【編集後記】
結論としてOneNoteをおすすめなんです。Microsoft社の抱き合わせ販売はうまいです。フリーのOfficeソフトであるLibreOfficeを使ってみたらMicfosft Officeの必要性を感じなくなりましたが、1TBのクラウド保存付きなら魅力的です。