何かしらの理由で働かずに部屋に引きこもっている人が、ふとした瞬間に「働こう」と奮い立つ時があります。しかし、いざ面接に臨んでも不採用となり失望して引きこもりの生活に戻っていきます。

「ニートを雇うところなんてないよ・・・」。それは大きな間違いです。

イジメ、パワハラ、セクハラ、うつ病。どんな理由があるにしても引きこもりの生活を選んだのはあなたなのだから、そこから這い上がるのもあなた次第です。

ニートに一番必要なスキル

ずばり、コミュニケーション能力です。コミュニケーション能力というと大袈裟ですが、普通の会話が成り立たない人が圧倒的に多いです。

想定外のことを聞かれた時に「知りません」「分かりません」の受け答えで十分なのに、黙り込んでしまう。質問に対しての回答が的外れだったり、意味不明だったり。

必死になる気持ちは分かりますが、面接で焦る必要はありません。聞かれたことに素直に答えればいいだけです。

とはいえ、引きこもっていると喋る機会がほとんどないので会話能力は確実に落ちています。自分では普通に話していると思っていても、他の人からすると「この人やばいな」と思われているかもしれません。

コミュニケーション能力を鍛えるにはコールセンターの活用がおすすめです。商品、サービスについて不明な事を聞いたりするだけです。さらに会話を録音して聞き直すと、自分の会話がおかしくないか、敬語の確認もできます。

「働いてあげる」じゃなくて「働かせて下さい」

この特徴がある人も結構多いのですが、なぜか上から目線の人。人材不足から求人広告を出しますが、会社は良い人を採用したいのです。誰でもいいから採用するわけではありません。

どこの会社へ応募するにしても誠実に対応するのは当然のことです。面接の遅刻は厳禁ですが、遅刻しそうなら事前に電話連絡しましょう。

無職の経歴が不利なのは当然

採用されないのは経歴が原因ではないと言っていますが、他の応募者と比べると不利になるのは当然のことです。しかし、それは面接する前の話です。

面接官も応募書類を見たときに、ニートに対する偏見のイメージがあります。でも面接で笑顔でシャキシャキと話す人なら以前の経歴なんて忘れます。「いい人見つかった♪」と思うだけです。

逆に暗い表情でモゴモゴ喋っている人の場合は、事前にもっている偏見のイメージが増幅します。「やっぱニートは無理でしょ」と。

ニートの仕事選び

仕事選びは重要ですが、慎重になり過ぎるのも禁物です。あれこれ考え過ぎると、無駄な不安感に襲われて働くことが怖くなります。実際に働いてみないと分からない事ばかりです。「この求人いいかも」と思ったら片っ端から応募するぐらいで丁度いいです。

採用されやすい仕事で選ぶ

ニートの人が社会復帰の仕事として人気なのは「コンビニ店員」と「警備」です。どちらも人材不足な業界なので採用される確率は高い仕事です。

採用されやすい仕事を選ぶのも重要な事です。社会復帰の第一歩としての就職と考えてもいいですし、軽い気持ちで働きだした仕事が天職になる事だってありますから。

できそうな仕事で選ぶ

「工場のライン作業」「セルフガソリンスタンド」などは仕事内容が単純なので気軽に応募できます。「セルフガソリンスタンド」で応募するなら危険物乙4種の資格を事前に取得しておけば採用率がグンっと上がります。

楽そうな仕事で選ぶ

「ガス保安員」「ご遺体搬送」などの仕事は自由時間が多いので、今の生活スタイルと似たような感じで過ごせます。「ニートから卒業して普通に働くぞ!」とやる気に満ちた人の場合、暇過ぎて嫌かもしれません。

ニートから正社員

「いきなり正社員なんて無理」と思っていませんか?

必ずしもそうではありません。中小企業にターゲットを絞ればニートからの正社員も十分に可能性があります。正社員だと楽な仕事は難しいですが、あなたにとっては楽な仕事となるかもしれません。

とはいえ、正社員だけに絞って求人情報を探すのはおすすめできません。中小企業の場合、アルバイト/パートの求人に応募したのに、面接で「正社員でどう?」とか誘われたり、勤務状況によっては正社員になりやすいです。なので、雇用形態にこだわらない転職活動がおすすめです。

採用されたら

ニートだったことを隠さずに自慢しましょう。実際にニートの経験をしている人は希少です。他の人は経験していない事を経験してきたのだから胸を張っていいんです。

引きこもりだった自分に負い目があるので、他人から言われる事を非常に嫌います。「お前、ニートだったんだろう?」と聞かれたら「そうです。最高でした!」と返せば、その職場でやっていけます。

ダメ元でいい

「普通に話すことは無理」「就職できても続く気がしない」と自分に自信が持てないのは当然のことです。社会を拒絶した生活を送っていれば、自信とか希望とか跡形もなく無くなります。でもちょっと動くだけで、少しだけ自分に自信が生まれます。面接も数をこなすと、結構慣れてきますし、面接に行くだけでもリハビリになります。「不採用は当たり前、採用されたらラッキー」の感覚で数打ちゃ、いつかは当たります。

「生きる希望が持てない」と思っているのは”生きる希望が欲しい”という欲望の裏返しです。「無職より働いていた方が楽だな」と昔ニートだった私は思いました。