もはやテレビを超えたエンターテインメントと化したYouTubeですが、最も過酷なレッドオーシャンです。新型コロナ感染拡大による外出自粛期間も重なり、一般人の新規ユーチューバーだけでなく、芸能人、スポーツ選手などの著名人までもがコンテンツ提供側に回って入り込む隙間がありません。

これからYouTubeを始めてもYouTubeで収益化するするのは極めて困難ですが、その人次第です。

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YouTubeの歴史

YouTubeは2005年12月から正式にサービス開始しました。

再生回数に応じた収益システム「YouTubeパートナープログラム」を開始したのは2007年5月。開始当初は運営から人気のユーチューバーへお誘いするシステムでした。「YouTubeパートナープログラム」が申請型になったのは2011年4月から。2018年2月からはチャンネル登録者数が1,000人以上など審査基準が引き上げられた。

YouTubeのテレビCMが放送されていたのは2014年~2015年頃。

日本の代表的youtuberヒカキンが初めての動画を投稿したのが2007年9月。はじめしゃちょうは2012年3月、ラファエルは2014年10月に初投稿しています。

ヒカキン、はじめしゃちょうは純粋に動画公開することに楽しみを感じて始めていますが、ラファエルは周到な事前マーケティングから始め、収益化することを目的にYouTubeを始めたことは有名です。ラファエルは複数の会社経営している実業家です。

今さらYouTubeなのか

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1年後、3年後になったら今以上にレッドオーシャンになっている事は容易に想像できます。もしユーチューバーに興味があるならば今すぐにでも取り掛かるべきでしょう。今から始めても無意味なのは既存の動画の猿まねだったり、自己満足動画を配信している人たちです。アイディア次第で遅すぎるという事はありません。

また、ブログやSNSなどで個人ブランディングできているならば比較的スムーズに収益化までもっていくことができます。

ユーチューバーでの収益と作業時間

トップユーチューバーともなれば、1日1本の動画アップが基本です。撮影時間以上に編集作業に時間がかかります。タイトルやサムネイル画像の作り込みもアクセスに大きく影響してきます。

目安としては1動画の動画編集作業時間は3時間~6時間程度です。実際の撮影時間は千差万別ですが、動画によっては撮影現場への移動、備品準備など実際の作業時間以上の労力が必要になってきます。

収益は再生回数に応じた報酬制度ですが1再生0.1円と言われています。子供向け動画はそれよりも低いと言われています。また、昨今の新型コロナの影響で企業が広告を控える動きになっており報酬単価が減少しています。

ユーチューバーのメリット・デメリット

ユーチューバーのデメリットは制作コストが高いことです。1動画を作成するのに1週間以上かかる人もいます。動画内容によっては経費も高くつきます。

また、撮影機材もスマホ1つで対応することもできますが、品質のよい動画を作成するとなると100万単位の費用になってしまいます。いいアイデアが思いついても、それを実現するためのコスト、収益から判断する必要があります。

あと、動画で顔出しをするのならばプライバシーは守られないと考えておくべきでしょう。芸能人のように事務所の人が守ってくれません。

逆にプライバシーを切り売りした方が早く人気が出ます。リアルの友達にYouTubeを始めたことを知らせ、実際に出会う人にチャンネル登録をお願いする方がチャンネル登録1,000人に早く到達できます。

ユーチューバーの一番のメリットは個人ブランディングが簡単にできることです。SNSやブログよりも強くイメージを与えられ、専門性が高かったり、キャラクター性が強ければ、テレビや雑誌などへの進出もあり得ます。

芸能人のYouTube参入が話題になっていますが、今後は逆に一般ユーチューバーからテレビ番組出演も増えてくるでしょう。テレビ制作側からすればギャラの高い芸能人よりもギャラが安くて世間に知られているユーチューバーの方がメリットがあります。テレビとYouTubeの垣根は今以上に低くなっていくと思われます。

YouTubeで人気が出れば、様々な業界へ進出するキッカケとなります。

ユーチューバーの始め方

Googleアカウントを作成し、YouTubeにそのアカウントでログインします。「マイチャンネル」を作成し、作成した動画をアップします。

チャンネル名はオリジナル性とリズム感がポイントです。漢字よりもひらがな、カタカナの方が読みやすいのでおすすめです。海外の人もターゲットにするならばチャンネルにローマ字表記を追加しておくといいです。

アイコンやチャンネル説明文などを設定すれば準備完了です。動画をアップロードしていきましょう。

収益化するたの「YouTubeパートナープログラム」は以下の基準になるまで開始されません。基準に到達したらAdSenseアカウントとYouTubeチャンネルを同期させます。※先に申請を済ませて適用基準になったら収益化することもできます。

  • チャンネル登録者 1,000 人
  • チャンネルの過去 12 か月間の総再生時間が 4,000 時間以上

ここまでたどり着くだけでも相当苦労しますが、ここがスタート地点です。

ユーチューバーが向いている人

一番重要なのはコミュニケーション能力です。ユーザーとのやりとりがチャンネルを成長させてくれます。動画内容も見てくれる人を意識する事が大切です。

そしてマーケティング能力とプランニング能力も重要です。何も考えずにひたすら動画をアップしても今の時代は誰も見てくれません。

どのターゲットに対してどのような動画が興味を持たれるのか、自分が提供できるオリジナルな作品は何なのか。個人ブランディングをどのように行っていくのか、細かく気にし過ぎると何もできなくなるので大雑把な道筋を立てて取り掛かりましょう。