「さあいよいよパラリンピック開催です」と、どこかの都知事が言っていました。さすがに、この状況下でパラリンピック開催は無理だと思っていましたが、やるようです。
で、今話題になっているのはパラリンピックの学校観戦です。教育委員会ですら反対の意向を示しています。
普通に考えたら当然のことです。でも、それを分かっていて学校観戦を強調するのはパラリンピック開催へのハードルを下げるためです。交渉術で「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」と言われる手法です。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
最初に無理だと思われる要求をつきつけ、相手が断ったら本当の要求を出す手法です。セールスマンがドアが開かれると同時に顔を突っ込むことから「ドア・イン・ザ・フェイス」と呼ばれています。
- 子供:「お小遣い1万上げて」
- 父:「無理」
- 子供:「じゃあ、1,000円上げて」
- 父:「無理」
- 子供:「お菓子買いたいから500円ちょーだい」
- 父:「ほれ」
交渉術の基本ですが、こんな場面で見れるとは思いませんでした。パラリンピックを観戦するよりも有意義な教育機会になるんじゃないかと思いました。
パラリンピックを観戦したいと思っている子供はいない
現地でスポーツ観戦をするのは確かに感動します。人生経験という観点では賛成ですが、それは平時での話。直接選手と交流するわけでもないなら、プロスポーツ観戦での感動と代わりありません。
そもそも、子供たちはパラリンピックを現地観戦したいなんて思っていません。それならゲームやyoutube見ていた方がいいと思っています。(我が子供と近所の子供たちの意見)
大人たちの勝手な価値観や政治活動に使われて、いい迷惑です。”学校観戦して感染した”なんて笑えません。
【編集後記】
オリンピック、パラリンピックより修学旅行に行かせてあげたい。