転職活動を行う時はスケジューリングが重要です。

転職を意識すると1日でも早く転職したくなりますが、焦って転職しても失敗してまた転職活動をするハメになります。そんな失敗しない為にも、余裕を持ったスケジューリングをしましょう。

転職活動は3ヶ月~1年間を見ておく

「さすがに1年間は長いでしょう」と思うかも知れませんが、転職活動期間を長くとることで得られるメリットは結構あります。

  • 納得のいく転職先を見つけられる
  • 現在の仕事を再評価できる(嫌だったのが、そうでもなくなったり)
  • 転職理由を再認識できる
  • 次の仕事に備えてスキルアップできる
  • 家族にも心の準備期間ができる

逆に考えられるデメリットは一つだけです。

  • 突然の不景気で転職できなくなる

リーマン・ショック、ITバブルなどありましたが、しばらく我慢すれば景気は必ず回復します。

転職活動で組み込むスケジュールは5つ

では実際に転職活動をスケジューリングしていきます。最低限組み込むのは「自己分析」「希望条件の抽出」「家族通知」「転職情報探し」「退職願」です。その他必要があれば追加してください。

「自己分析」「希望条件の抽出」は最低1ヶ月間で数回実施することをお勧めします。一時の感情で決めてしまいがちですが、期間をおいて複数回やることで本当の自分が見えてきます。

「自己分析」「希望条件の抽出」のやり方は以下の記事を参考にして下さい。

「家族通知」は独身の方でも親・親友へ通知しましょう。希望条件は抽出できているので、思わぬところから好条件の求人情報が出る可能性もあります。くれぐれも同僚への通知はしないようにして下さい。

いよいよ「転職情報探し」です。できるだけ希望に合った転職先が見つかるまで我慢ですが、ここぞ!って会社があったら迷わず申し込みしましょう。
「転職情報検索」は内定まで想定しています。面接は事前にスケジューリングできないので組み込みません。「転職情報検索」でヒットしたら申し込みして、面接→内定です。

最後に「退職願」です。内定が出たら直属の上司に退職の旨を伝えましょう。必要に応じて退職日・入社日を微調整します。

IT業界へ転職した時の転職活動スケジューリング

年内で退職できるように12月末日をターゲットに転職活動スケジューリングしました。

1月 自己分析
2月 自己分析
3月 資格勉強
4月 資格勉強
5月 資格勉強
6月 資格テスト
7月 家族通知
8月 転職情報探し
9月 転職情報探し
10月 退職願

IT業界(通信)では登竜門的な資格である「CCNA」があれば転職成功率が上がると思い、資格勉強を追加してスケジューリングしました。資格テストは2回目の受験で合格でき、少しスケジュールよりも遅れましたが、許容範囲内でした。「転職条件探し」は希望条件に合わないようなら、1年程度延長する事も考えていました。

1年間転職活動をしていると、本当にこれでいいのか不安になるので自己分析をその都度やっていました。後になって考えると、よく1年間も転職活動したなぁと思うのですが、納得のいく転職ができたと感じています。