月額400円(年間契約なら325円)のAmazonプライム会員特典に本・マンガ・雑誌の読み放題サービスが追加されました。
今までの主だった会員特典は以下の通り。
- お急ぎ便、日付時間指定便が使い放題。送料無料
- 映画・ドラマ・アニメが見放題(プライムビデオ)
- 100万曲以上の音楽が聴き放題(Prime Music)
- 写真データを無制限に保存できる(プライムフォト)
これだけでも、月400円なら本当にお得だと思いますが、さらに本・マンガ・雑誌の読み放題サービス(Prime Reading)が追加されました。こりゃ~全部のエンターテイメントを独占する気やね。
私は1年に数回程度しかAmazon利用しないし、プライムビデオで必ずしも見たい映画が提供されているわけじゃないんだろうから利用しませんでした。
でも、今回追加されたPrime Readingは非常に興味をそそられます。いい機会なのでプライムビデオ、Prime Musicも含めて他社サービスと色々検討比較してみました。
Amazonプライムに対抗するサービス?
Amazon以外でも楽天、yahooで似たような名前のサービスを展開しています。しかし、楽天・yahooで見放題、聴き放題、読み放題サービスを展開してないので総合エンターテイメントサービスで判断するならAmazon一択になります。
楽天プレミアム
楽天はポイントで還元するシステムを提供しています。年間契約のみで3,900円なので、Amazonプライムと同じ値段設定です。
Amazonのように翌日配送は対応していませんが、配送料をポイント還元します。動画、電子書籍の放題サービスはありませんが、有料コンテンツ購入の際にポイント還元します
楽天での購入する機会が多い人は会員料金以上にポイント還元される仕組みです。
yahooプレミアム
yahooプレミアムは楽天プレミアムと同様にポイント還元システムを提供しています。
月額462円(年間)。配送サービス、放題サービスはありません。ヤフオクで出品する際の制限解除、補償サービスが大きな役割になっています。
Amazonプライムのコンテンツ内容
放題サービスを提供していますが、コンテンツ内容がどの程度充実しているのかチェックします。あくまで私の判断基準なので偏りがあるのはご勘弁ください。
プライムビデオのコンテンツ内容
一通りの人気作品は網羅しています。amazonプライムでしか見られないオリジナルコンテンツも配信しています。最新の作品はありませんが、一通りの人気作品は押さえています。1日1コの番組をみるだけなら十分な内容です。
他社の動画見放題サービス
一番の有名どころはHuluだと思いますが、月額933円です。見放題のコンテンツ内容はHuluの圧勝です。特にドラマ系コンテンツはテレビ番組と連動していたりして面白いです。
値段的に近いところだと、dTVが月額500円です。コンテンツ数だけならは12万以上でトップです。進撃の巨人と連動したり、ミュージシャンのライブ映像配信などもしている特徴があります。
Prime Musicのコンテンツ内容
Amazonだから洋楽が中心なんじゃないかと思っていましたが、邦楽も充実しています。「上半期邦楽TOP100」とか「晴れた日に聞きたい洋楽」とか垂れ流していると自分にピッタリの音楽に出会えそうです。
しかし、ある特定の楽曲をさがしている場合に聴き放題に含まれていない場合が多々あります。
他社の聴き放題サービス
有名なところでは、Apple Music、LINE MUSIC、Google Play Musicです。3社とも月額980円です。楽曲数は明らか他社サービスが上回っています。
特に最新邦楽や、ソニー系ミュージシャン(西野カナ、miwaなど)は配信されていないので、音楽にこだわりのある人にはこちらの方がおすすめです。amazonプライムの今後の展開を切望します。
上記3社とPrime Musicも全てダウンロードしてのオフライン再生に対応しています。その他の300円台で提供している聴き放題サービスはオフライン再生にはほどんど対応していません。
Prime Readingのコンテンツ内容
今回、新たに追加された読み放題サービスですが、酷いです。特にコミックの取扱数は微々たるものです。
最新のものは仕方ないとしても、もう少しどうにかならないものかと・・・。雑誌、実用書はコミックほど酷くはありあせんが、もうちょい頑張って欲しいところです。
他社の読み放題サービス
楽天マガジンは月額410円で雑誌のみ。コミックの読み放題が比較的充実しているのはauブックパスで月額562円。
残念ながら、コミックの最新人気作品はどの読み放題サービスにもありませんでした。漫画家さんの収益を考えれば当然のことですが。
Amazonプライム会員になるべき人
「宅配サービス+放題サービス」で考えると、空前絶後のコストパフォーマンスです。しかし、それぞれのコンテンツ内容が不足しているのも事実。
放題サービスだけで考えると、値段相当のコンテンツ内容という結論です。なので、特にコレと言った指定のジャンル・コンテンツはないけど、広く浅く楽しみたい人にはおすすめです。
また、子育てが一段落したお父さん・お母さん、おじいちゃん・おばあちゃんにはドンピシャ世代な映画・マンガが結構あるので、タブレットと一緒にプライム会員をプレゼントするのはどうでしょうか。
編集後記
Amazonプライムは現在のところ、唯一の総合エンターテイメントサービスです。超大手しか参入できないので、楽天、yahoo,Googleあたりの今後の展開にも注目です。
放題サービスで納得できるようなコンテンツ内容になるには、まだまだ先になると思います。不足しているコンテンツは個別で購入するしかないと思います。
あっ!Amazonの狙いはそこか?