ガスコンロから出る火は正常な状態なら、青です。オレンジ色の火が出ている時は何かしらの原因があり、そのまま使い続けるのは危険です。普段から料理する人ならば、その違和感からすぐに気づきますが、あまり料理する機会のない人には気にせずに使ってしまうかもしれません。
普段はあんまり気にしないコンロの火の色。火の色で正常な状態なのかそうでないのか確認することができます。
オレンジの火が出る場合の影響
点火した時に一時的にオレンジ色の火がでる程度なら問題ありませんが、常時オレンジ色の火の場合は不完全燃焼による一酸化炭素中毒になる可能性が考えられます。
ガスコンロの使用を中止して以下の原因をご確認下さい。対策を行っても改善されない場合や、原因不明な場合はご契約しているガス会社へ連絡してください。
オレンジ色の火が出る原因
換気不良
ガスコンロを使用する時に換気扇の使用など、室内の換気を行う事は大切です。適切に換気されていない状況でガスコンロを使用すると、酸素不足による一酸化炭素中毒になる可能性があり、非常に危険です。窓を開けての換気も意識して行って下さい。
加湿器の使用
一番多いの原因は加湿器を使用しながらガスコンロを使用することによる要因です。これは、加湿器に入れた水道水に含まれる微量のアルカリ金属が反応してオレンジ色の火が発生している状況です。
加湿器の使用を中止して換気を十分に行えば、正常な青色の火になります。加湿器が原因でオレンジ色の火が出ている場合は不完全燃焼ではないので、体に害があることはありません。
バーナーキャップの汚れ
バーナーキャップは吹きこぼれや油ハネなど汚れが溜まりやすい箇所です。バーナーキャップに溜まった汚れが寝詰まりを起こして、十分な酸素を送れず点火不良や不完全燃焼の原因になります。使い古しの歯ブラシなどで定期的にお掃除する事が大切です。汚れがひどい時は重曹などを使うときれいに落ちます。掃除後はしっかりと乾燥させてから装着して下さい。
お手入れ方法はリンナイさんの動画が参考になります。
