先日、日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」でギャンブル依存症について放送されていました。
一般女性のパチンコ依存症と、元関取の貴闘力(前大嶽親方)はギャンブル全般での依存症について再現VTRで紹介されていましたが、気になったので少し調べてみました。
決して他人事ではないギャンブル依存症。家族をとりますか?ギャンブルをとりますか?
ギャンブル依存症の定義
依存症と判断する基準は「もうやりたくない、やめなくっちゃ」と自分では思っていても、ふとした瞬間にギャンブルに身を投じてしまう事があるか、どうかです。
やりたくてやっている人は依存症とは診断されません。つまり、自分の意思でギャンブルを止める事ができない状態です。
ギャンブル依存症の始まり
きっかけになりやすいのは、初めてのギャンブルで大勝ちしてしまい、「負け込んできても一気に取り返せる」と根拠のない思い込みができてしまう事です。
ギャンブル依存症の発症
自分のお金がなくなって、そこで止められるならいいのですが、身内に嘘をついて借金してまでギャンブルをするようになると完全に依存症の発症です。
「勝って、ちゃんと返せばいい」と勝てる事が前提となってしまいます。負けているからお金を借りているのに・・・。
身内から借りたお金を使って果たしたら、後は消費者金融に行くだけです。ここに手を出したら借金を返すための借金地獄です。
家族がギャンブル依存症になったら
依存症になったら、自力で立ち直るのは不可能です。テレビで放送されていた一般女性は旦那が受け入れてくれて、病院でリハビリを頑張っています。
貴闘力は奥さんのお父さんである大鵬親方が借金の肩代わりをしてもらい、一時的に相撲に邁進できたのですが、しばらく経ってから再びギャンブル依存症になり、野球賭博に手を出し逮捕されました。
そして離婚、相撲協会追放。
あなたの奥さん、旦那さんがギャンブル依存症になったらどうしますか?
どちらにしても残酷な決断をくださないといけません。借金は家族に多大な影響を与えます。助けるのか、離婚するのか?
もし、助けると判断したのなら徹底的に対応しないといけません。全ての借金の把握からキャッシュカード、身分証明書の取り上げ。24時間365日監視するぐらいの覚悟が必要です。
そこまでしても、再びギャンブルを始める可能性もあります。
子供がいるなら、子供の将来を守るための離婚も間違った判断ではありません。
ギャンブル依存症から立ち直るには
まずは病院(精神科)へ行くことです。依存症専門の病院もあります。
そして生活も全て見直す必要があります。依存症は自分では直せない事を認識する必要があります。通勤中にパチンコ店があるなら仕事場を変える、引っ越すぐらいの対応が必要です。
貴闘力は自宅にテレビを置いていません。ギャンブルに関連する映像を見て再び発症する事を防止しているのです。
ギャンブル依存症にならない方法
依存症予防には運動が一番です。体を動かすことの充実感を実感してください。
あと大切なのはギャンブル依存症は誰もが発症する可能性があり、自分では立ち直ることはできない事を認識する事です。
【まとめ】
ギャンブル依存症で自殺する人は特に報道されませんが、実際は年間3千人以上と言われています。もしかしてと思ったら、家族に相談(相談できるうちに)。病院で診断しましょう。
自分で「やめなくっちゃ」と思っているなら、とりあえず止められるか確認してください。自分の状況を理解する事が大切です。手遅れになる前に。
【編集後記】
今までは会社でパチンコの話とか気軽にしていましたし、趣味でたしなむ程度ならいいと想いますが、依存症についても一言付け加えようと想います。自分の為にみんなの為に。