小学校高学年になると、あきらかに学習能力の差が出てきます。勉強だけできればいいわけではないですし、子供の個性を伸ばす方が大事だと思います。
しかし、子ども自身はどう思っているのでしょうか?
クラスで置いてかれている状況で「自分のやりたい事はこれだから!」と胸を張って言える小学生なんて、そうはいません。
勉強できるようになりたいけど、授業についていけていない(がんばる気持ちはあるけど、なかなか・・・)な子供におすすめ学習方法を紹介します。
勉強する事を習慣化させる方法
何はともあれ毎日勉強する習慣を作る事が大切です。当たり前の事ですが、習慣化するためには宿題をする事が本当に大切。
宿題をしっかりやっていれば授業についていけない事はそんなにありません。親もちゃんと宿題を見てあげれば何が理解していなくて、何が不得意なのかが見えてきます。
子供部屋に放置して宿題をやっていると、答えを写すだけの作業になっちゃうかもしれません。
あなたの子供はどのタイプ?
クラスで成績のいい子、悪い子、普通の子といますが、状況によってタイプ分けできます。
・超天才
クラスに1人いるか、いないかの天才。頭の整理が得意で一度勉強したら速攻で理解して、時間が経過しても忘れない。「頭いいね」と言われるのが嫌い。
・努力型天才
クラスに3人~7人。勉強する事が習慣化されていて、繰り返し勉強する事で成績上位をキープ。
・テスト前勉強タイプ
普段は勉強していないけど、テスト前になると必死に勉強する。中学生になると半数以上はこのタイプになる。
・理解しないと納得しないタイプ
特に算数で、回答を見ても自分が納得できないと先に進めないタイプ。公式の意味とかを納得するまで考える。
・頭の中がゴチャゴチャタイプ
全くできないわけじゃないけど、色んな事が整理できていなくて勉強が嫌いになっている。
・ゲーマー
常に3DSを持ち歩いて、ゲーム以外に興味が持てないタイプ。急増中。
やる気はあるけど授業についていけない子供に多いのが「理解しないと納得しないタイプ」と「頭の中がゴチャゴチャタイプ」。
「理解しないと納得しないタイプ」の対応方法
「理解しないと納得しないタイプ」は自分が納得(理解)できない所で止まってしまいます。先生に質問する事が恥ずかしい子供に多く、分からないまま授業が進んでしまい、どんどん遅れていきます。
このタイプの子供におすすめなのは”ひたすら問題をこなす”勉強方法です。公式の意味など理解せずに暗記して、ひたすら同じような問題をこなします。
それをこなして、「先に進んだ時に公式の意味を理解できることもある」という事を経験させるのです。
「頭の中がゴチャゴチャタイプ」の対応方法
教えられた事は理解できるが、色々な事が混ざってしまう子供におすすめなのは家庭教師です。ここで大切なのはパパ・ママは一切勉強を見ないことです。
頭の整理が苦手な子供は、色々な人から教わると余計に頭が混乱します。
パパ・ママがしっかりと子供の勉強を見てあげられるならいいですが、中途半端になるくらいなら家庭教師にお任せした方が子供のためです。
パパ・ママが教えるなら、目次の活用と一緒にまとめノートを作る勉強方法がおすすめです。
「ゲーマー」の対応方法
一番手ごわいのがゲーマーです。ゲームすることが習慣化されているので、それを勉強する習慣に変えることは普通に「勉強しなさい!」「宿題しなさい!」じゃ通じません。
ゲーマーな子供におすすめなのは運動系地域活動に参加させる事です。ゲーマーはゲーマーの友達グループを形成するので、それ以外の友達グループに参加させる事で別の価値観を持たせる事から始めます。
野球、サッカー、バレー・・・。何でもいいのですが、重要なのはその活動グループの子供たちがゲーマーでない事です。ユニフォーム着てゲームしている少年たちを見かけます。
塾の必要性
多くの子供が塾通いしていますが、授業についていけていない状態での塾通いは危険です。勉強意欲の強い集団に置かれることで刺激になる点はいいのですが、学校よりも進んだ内容になるので余計勉強が嫌いになる可能性があります。
子供が自ら「塾に行きたい!」とやる気になっていたら、個別指導の塾をおすすめします。
【編集後記】
大人になると誰もが「もっと勉強しとけば・・・」と思ったりします。子供が勉強を嫌になるのは、授業についていけなくなるからです。授業についていけなくなると、「何が分からないのか」が分からない状態になります。そうなると戻るところまで戻ってやり直すしかありません。結構大変な作業です。(教える方も教わる方も)
今の時代は勉強よりも個性やコミュニケーション能力が重要視されています。私もそちらの方が重要だと考えていますが、勉強できた方が将来の可能性はもっと大きくなります。
また、子供自身も学校が楽しくなります。
小学校のうちに勉強する習慣を作り上げたいところです。まぁ、本人がやる気を出せば、いくつになっても勉強なんてできるものですが・・・。