α5000の魅力でもある”簡単に綺麗に夜景の撮影ができる機能”。

でもこれは、対象物が動かない状況のみでのお話です。子供たちが庭で花火している様子を撮影したら、ブレるブレる。

そんなわけで、家族花火を綺麗に撮影するα5000の使い方を解説します。いつもの如く、簡単です。

暗いところでブレる理由

シーンセレクトで「手持ち夜景」にすれば夜の静止物は綺麗に明るく撮影できます。

しかし、夜に動くものを撮影すると非常にブレます。これは、シャッタースピードが遅いのが原因です。

暗い中でも明るく撮影する為に、シャッタースピードを遅くしてより多くの光を取り入れる仕組みになっています。しかし、シャッタースピードが遅いので、被写体が動いたり、ちょっとした手ブレでも写真がブレやすくなるのです。

家族花火は「シャッタースピード優先」

そこで、撮影モードは「シャッタースピード優先」にして撮影します。花火に火がついて、びっくりした様子もブレずに撮影できます。撮影設定で連続撮影にするのをおすすめします。

連続撮影にする設定方法はこちらの記事を参考にして下さい。
α5000で運動会撮影する時の注意点

オートモードよりも写真は暗くなってしまうのですが、花火の光があるので十分です。というか、「シャッタースピード優先」の方が雰囲気が出ていて好きです。

実際に「プレミアムおまかせオートモード」と「シャッタースピード優先」で花火している様子を比較してみます。

「プレミアムおまかせオート」で撮影

被写体が動いていないと綺麗に撮影できますが、動いているとブレちゃいます。

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「シャッタースピード優先」で撮影

全体的に暗くなっちゃいますが、雰囲気が出ています。シャッタースピードが速いのでブレにくいです。

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でも、線香花火だと光の量が少ないので「シャッタースピード優先」では暗すぎるので注意して下さい。

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花火が着火していない時は「手持ち夜景」

「シャッタースピード優先」で撮影するのは花火がついている時だけです。花火の光がない状況だと非常に暗くなるので、集合写真などを撮影する時は「手持ち夜景」で明るく撮影しましょう。
全く光がない状況ならフラッシュに頼るしかありません。

「手持ち夜景」と「プレミアムおまかせオート」の違い

大した違いはありません。「プレミアムおまかせオート」ではシーンを自動認識されますが、どちらもシャッタースピードを遅くして、F値を小さくすることで明るい写真を撮影できるように自動設定されます。
「プレミアムおまかせオート」でうまく認識されないようであれば、「シーンセレクト」から「手持ち夜景」を選択して下さい。

【編集後記】

シャッタースピードが遅いと、顔を向ける・立ち上がるなど”普通の動作”でもブレちゃいます。

その反面、シャッタースピードが速いと光を十分に取り入れることができずに暗い写真になっちゃいます。こだわるならマニュアル撮影になると思いますが、家族写真ならカメラまかせで十分対応できます。