ガスが使えないとお風呂に入れない、料理ができない、冷暖房が使えないなど生活に直接影響が出てきます。突然ガスが使えなくなった時は4つの要因が考えられますので、ひとつづつ確認して下さい。ただし、ガスコンロは使えるけど、お湯が出ないなど特定の箇所のみ使えない場合は給湯器不良など別の要因になります。
ガス料金の滞納
ガス料金の滞納によってガスを止められるまでの日数はガス会社によって異なりますが、検針日から50日後に設定している会社が多いです。
検針日から30日までが支払期限の場合、支払期限から20日程度の猶予があります。支払期限までに支払いが確認できない場合は手紙で「◯月◯日にガスを止めます」と事前通告があります。
料金滞納でガスを止められると開栓作業で立会が必要になってきますし、延滞金を設定している会社も多くありますので無駄な時間・お金をかけないためにもガス料金は忘れずに支払いましょう。
定期点検の未実施
3年毎にガス器具の定期点検することが法律で義務付けれています。ガス会社から事前に定期点検の伺いが手紙できます。返信がない場合、ガスの供給を止められます。
多くの会社では半年前ぐらいに最初の連絡をして、返信がなければ2回程度お手紙で連絡します。3回とも返信がなければ止められます。定期点検未実施によるガス止めも開栓作業の立会が必要になってきますので注意して下さい。
マイコンメーターによる遮断
最も多いのはマイコンメーターによる自動遮断です。こちらはガスの異常を検知して安全確保のため自動でガスを止める機能です。現在、ガスを使っているのであれば必ずマイコンメーターが設置されています。
マイコンメーターによる自動遮断は長時間ガスを使い続けたり、一気に複数のガス器具を使った場合などです。ガス漏れなどでなければマイコンメーターにある復旧ボタンを押すことで再び使えるようになります。
季節の変わり目などガス使用量が急激に変わる場合によく発生します。復帰ボタンを押しても使えなかったり、やり方が分からない時はお使いのガス会社へ連絡して下さい。24時間365日対応してくれます。
参考記事:ガスのマイコンメーターABC液晶表示
ガス切れ
各家庭の平均使用量に応じてガス会社の配送員が定期的にガスボンベを交換しています。しかし急激に寒くなってガスの使用量が一気が上がると、今までの交換スパンでは間に合わなくなることがあります。
ガス会社では気温の変化も加味して交換日時を調整する必要があるのですが、そういう時期は配送員も非常に忙しくなり全ての家庭への配達が間に合わない事があります。
ガス切れの場合はマイコンメーターに「BCガス止めP」と表示さます。ガス切れの場合はガスボンベを配達してもらうしか解決方法がありません。ご利用のガス会社へ連絡して下さい。