来年中学生になる長女が執拗にスマホを欲しがるので下調べしてみました。
最近のスマホは充電長持ち、写真も綺麗なので機種による決定的な違いはありません。怪しいサイトに行かないためのフィルタリングサービス、現在位置を確認するGPS機能、スマホの利用時間制限など、親が欲しい機能はどれを選んでも利用する事ができます。
となると、選ぶポイントは料金と〇〇放題のサービス内容かなと。〇〇放題は子供の趣向と家庭の教育方針に合わせて選んだら良いかと思います。
通信速度制限
スマホで動画などを見ているとあっという間にデータ量がオーバーして通信速度制限になってしまいます。wifi環境の利用や、biglobの動画見放題サービスの利用を検討するのもおすすめです。
参考までに各社の通信速度制限になった時の通信速度一覧を紹介します。※全て最大値です。
DOCOMO | 128kbps |
LINEモバイル | 200kbps |
BIGLOBEモバイル | 200kbps |
楽天モバイル | 1Mbps |
bpsと聞いてもいまいち分かりにくいです。上記4社だと「ドコモ < LINEモバイル、BIGLOBEモバイル < 楽天モバイル」の順で、通信速度制限時はドコモが最も遅くなります。※あくまで通信制限になった後の最大値です。通常時はドコモが最も早くて安定しています。
ドコモの128kbps、LINEモバイル、BIGLOBEモバイルの200kbpsはラインで文字メッセージのやりとり、画像の少ないwebサイト閲覧程度なら問題なくできます。しかし、youtubeなどの動画サービスや画像の多いサイト閲覧、オンラインゲームアプリは無理です。
楽天モバイルの1Mbpsはスーパー放題という使い放題サービスでの速度です。※混雑時は300kbps。詳細は後述します。
ドコモの子供スマホ
我が家はDOCOMO光&親族全員DOCOMOスマホなので、最初に検討してみました。DOCOMOだらけだから、ひょっとして格安スマホより安くなったりしないかなと。しかし、新料金プランで子供スマホは割高感があります。
まず、DOCOMOのスマホ料金は以下の2パターンです。※家族割とドコモ光割を適用した料金(2千円割引)です。
- 4,980円/月で30Gまでの「ギガホ」
- 980円/月~3,980円/月で1G~7Gまでの従量制「ギガライト」
「ギガライト」の1Gで980円は良心的な料金設定ですが、恐らく7Gまで使って毎月の料金は3,980円になる事が想定されます。
また、DOCOMOのフィルタリングサービスは無料ですが、位置確認サービス「イマドコサーチ」は200円/月の利用料と検索するたびに5円/1回の料金が発生します。
DOCOMOの最安端末は「AQUOS sense2 SH-01L」で31,104円です。(2019年9月18日現在)
DOCOMOのおすすめ料金プラン
ギガライト + イマドコサーチ = 3,980円 + 200円 = 4,180円 /月
ドコモの学割は毎年12月から始まりますが、新料金プランになって学割プランも変更される事が予想されます。内容次第では候補になる可能性もあります。昨年の学割は1年間1,500円/月割引きするという内容でした。au、ソフトバンクの学割も12月から開始される予定なので、もう少し待ってから決めてもいいかもしれません。
格安スマホの注意点
子供スマホを選ぶなら格安スマホは外せません。安かろう悪かろうではありませんが、格安スマホを購入する前に知っておきたい注意点を紹介します。
通話SIMとデータSIM
格安スマホを契約する時、通話SIMとデータSIMから選びます。通話SIMは090や080から始まる電話番号を使えるタイプです。データSIMは電話番号は付与されませんが、インターネットなどのデータ通信専用スマホとなります。最近では通話はlineのみという人も増えてきているので、格安SIMではそのようなサービス提供をしています。
しかし、電話番号なしの場合、固定電話へ連絡することができません。110番119番などの緊急ダイヤルもできません。そういった緊急時はアプリで対応することもできます。
警察が「110番通報アプリ」を公開しているので、緊急の時はそちらを使うように教えておけば大丈夫です。他にも緊急通報系アプリがいくつか公開されていますが、不具合なども確認されています。警察が出している公式アプリが一番無難だと思いますが、事前に操作方法を確認しておくことをおすすめします。
データSIMのSMS機能
データSIMではSMSあり、SMSなしと別れている場合があります。SMSとはショートメールのことです。LINEなどを利用するにはショートメールでの認証が必要になってきますので注意が必要です。※LINEモバイルはSMSなしでもLINEのアカウント作成ができます。
格安SIMは通信速度が遅い
ドコモ、au、ソフトバンクの大手通信キャリアと比べると格安SIMの通常時の通信速度は遅いです。ドコモで平均200Mbpsなのに対し格安SIMは平均3Mbps程度です。3Mbpsであれば動画サービスなども問題なく利用する事はできますが、お昼休みの時間帯などの混雑時に格安SIMだと1Mbpsより遅くなる傾向にあります。まぁ、学校のお昼休みにyoutube見るのはどうかと思いますが。
SNS中心ならLINEモバイル
LINEモバイルの特徴はSNS使い放題です。最安プランの「LINEフリープラン」(月額500円~)でもLINEは使い放題です。上位プランの「コミュニケーションプラン」(月額1,110円~)ならLINEに加えてTwitter、Facebook、Instagramも使い放題です。また、格安スマホでフィルタリングサービス(iフィルター)が無料なのはLINEモバイルだけです。
LINEモバイルの最安端末は「R15 Neo」で9,800円です。(2019年9月10日時点)
LINEモバイルのおすすめ料金プラン
LINEフリープラン1G = 500円/月
YouTube中心ならBIGLOBEモバイル
子供は動画サービスが大好物です。通話SIMは月額480円、データSIMなら980円のオプション料金で、YouTube、AbemaTV、U-NEXTなどが見放題。Google Play Music、Apple Musicなどの音楽も聴き放題です。ただし、3GB以上のプランの契約が必要です。※有料コンテンツの利用料金は別途必要です。
BIGLOBEモバイルの最安端末は「ASUS ZenFone Live」で¥6,000円です。(2019年9月18日現在)※新規申し込み特典毎月450円値引き価格
BIGLOBEモバイルのおすすめ料金プラン
通話SIM3G + エンタメフリーオプション + フィルタリングサービス = 1,600円 + 480円 + 200円 = 2,280円/月
電話もネットも使いまくるなら楽天モバイル
楽天にするなら国内通話10分間無料と最大1Mbpsのデータ制限なしがセットになったお得なプランです。※通信が混み合う時間帯(12:00~13:00、18:00~19:00)は最大300kbps。
1Mbpsの速度でyoutubeなどの動画サービスを利用すると、最初の読み込みに数秒かかりますが、標準画質の動画なら問題ありません。また、Instagramなど画像の多いサービスやサイトを利用する時もサクサクとは行きません。読み込み中の時間がその都度発生するのでストレスに感じるかもしれません。あくまで最大値なので、通信環境によっては全然使い物にならない時もあります。
楽天モバイルの最安端末は「AX7」で4,880円です。(2019年9月18日現在)
楽天モバイルのおすすめ料金プラン
スーパー放題 S(2年割り) + フィルタリングサービス = 1,980円 + 300円 = 2,180円/月
子供向けスマホ一覧表
見やすいように一覧表にしてみました。最安端末はセールだったり、品切れだったりのタイミングで結構変動しますのでご注意下さい。
DOCOMO | LINEモバイル | BIGLOBEモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|
【最安端末】 | AQUOS sense2 SH-01L 31,104 円 |
R15 Neo 9,800円 |
ASUS ZenFone Live 6,000円 |
AX7 4,880円 |
【おすすめ料金プラン】 | ギガライト + イマドコサーチ | LINEフリープラン1G | 通話SIM3G + エンタメフリーオプション + フィルタリングサービス |
スーパー放題 + フィルタリングサービス |
【プラン特徴】 | 1G~7Gの変動料金 | LINE使い放題 フィルタリングサービス無料 |
youtube見放題 | 10分電話、ネット使い放題 |
【月額目安】 | 4,180円 | 500円 | 2,280円 | 2,180円 |
【公式サイト】 | DOCOMO | LINEモバイル | BIGLOBEモバイル | 楽天モバイル |
【編集後記】
スマホは高校生からでいいかと思っていたんですが、友達のスマホ保有率が思っていた以上に高いみたいです。料金と使い勝手で選ぶとLINEモバイルが最有力かな。しかし、簡単に与える気はありません。それ相応のルールと学習成果を課してみました。どうなる事やら。