突然、夜中に長女(小3)が「気持ち悪いよ~」と起き出し、嘔吐と下痢の同時進行でした。
こりゃ、流行のノロウィルスになったかも?とビクビクしながら看病していましたが、風邪でした。「どう見てもノロだろ?」と思いながらも、具体的にどこで見分ければいいのか理解していませんでした。
似たような症状で悩む風邪とノロウィルスの違いと見分け方を解説します。
風邪とノロウィルスの見分け方
症状の違い
ノロウィルスの特徴は突然の嘔吐と激しい下痢です。風邪の場合、”ひきはじめ”を実感できますが、ノロウィルスの発症は突然(潜伏期間約1日で発症)です。風邪でも自覚症状がなければ”突然”と感じるので、ノロウィルスと勘違いしてしまいます。
お医者さんに風邪と言われても
完璧にノロウィルスと思って、病院に行っても風邪と言われる場合があります。これはその病院でウィルスチェックできない場合です。ウィルスの検査ってそれ専門のスキル・設備が必要で、小さな町医者ではほとんどできないそうです。
風邪だろうと、ノロウィルスだろうと、お医者さんが出す薬は特効薬ではなく、症状を抑える薬なので大した違いはないという認識です。看病する側から言わせてもらうと、徹底的に消毒するか、しないかは大きな違いなんですが・・・。
感染方法の違い
ノロウィルスの感染経路
感染力が強いのはノロウィルスです。嘔吐物、汚物から感染します。
そんなもの直接触るんじゃないから、感染するわきゃないじゃん?とか思っていたのですが、嘔吐の際にほんの少し(目に見えない程度)の汚物が飛び散ったり、嘔吐物が手に触れて、その手でテーブルを触ったりしたら、そこが感染源になります。
また、一般的に飛沫感染(クシャミ・咳)はしないと言われていますが、お医者さんによっては飛沫感染すると考えている人もいます。(近所のお医者さんのお話)
風邪の感染経路
風邪は接触感染、飛沫感染(クシャミ・咳)します。その為、感染する機会は風邪の方が多いのですが、感染力がそれほど強くないので免疫力でやっつける事ができます。子供・お年寄り・疲れている人が風邪になりやすのは免疫力の低下が原因です。
共通の予防方法
手洗い、うがいは基本ですが、定期的な掃除、消毒ができればベストです。寒い季節なので窓を開けるのはキツイですが、空気の入れ替えも重要です。
また、口にするものは共通で使わないように心掛けましょう。歯磨き用のコップって共通で使っている家多いですよね。我が家もです。
ノロウィルスのに感染したら
基本的に隔離部屋で過ごすことをおすすめします。お医者さんから出される薬にノロウィルスの特効薬はありません。解熱剤や吐き気止めを処方されます。こまめな水分補給も大切です。一人暮らしの人ならアイスとポカリを買って休養しましょう。発症した日は間違いなく普通の食事をしたいとは思えません。1日程度で回復します。
ノロウィルスの看病
看病する人は使い捨てビニール手袋とマスクが基本です。嘔吐が激しいので、風呂桶にスーパーのビニール袋(穴開いていないか確認)を貼っつけて、ティッシュを3枚ぐらい敷き詰めておくのが効果的(飛散防止)。
ノロウィルスを感染させない為に消毒することが重要です。手にに触れたものは消毒するのは当然ですが、下着の消毒も忘れずに。オムツなどは新聞紙にくるんでからビニール袋に入れましょう。
消毒液は家庭用塩素系漂白剤を水でかなり薄めたもので十分ですが、ドラッグストアで消毒液買ってきた方が早いです。(そのままシュッってできるから)
ノロウィルスは約1日で回復するので、嘔吐物による2次感染の可能性は低くなります。しかし、汚物による感染の可能性は1ヶ月程度続くので、小さい子供のお尻拭きはビニール手袋で対応しましょう。
【編集後記】
風邪とノロウィルスの見分けは急激かどうかです。急激ならノロウィルスの可能性があるので、徹底的に消毒。そんな大まかな感じでやっています。家族感染しなことを祈りながら。