ファミリーレストラン。略してファミレス。
誰しも一度はファミレスで食事した事があるかと思います。ファミレスはチェーン店なので、どこの地方で働いても基本的な仕事内容は一緒です。お店が違っても働き方が同じなので、取り換えの効くスキルと言えるでしょう。
接客業の人材不足が問題になっていますが、ファミレスも例外なく人材不足に悩んでいる業種なので、相当ヤバい人じゃなければほぼ採用されます。
ファミレスは高校生からおじいちゃん、おばぁちゃんまで幅広い年齢層の人が働いているので普通の仕事では出会えない出会いがあります。お金だけじゃない、ファミレスの仕事を紹介していきます。
なお、ファミレスで副業をするならば、事前にお店を訪れて混雑具合、客層、店員の印象などを確認してから応募する事をおすすめします。
ファミレスでの時給目安と就労時間
1日2時間以上、週2日以上を採用条件にしているお店が多いですが、最近は週1日2時間以上での採用条件にしているお店も増えてきました。
勤務時間はお店により異なりますが、23時までのお店が多いです。デニーズやジョナサンなど今でも24時間営業のお店もあります。
勤務日は希望シフトを提出して欲月のシフトを決めるスタイルがほとんどです。勤務時間も希望性のお店がほとんどですが、人材不足の場合勤務時間の延長をお願いされる事も多々あります。
時給の目安は1,000円ですが、週末勤務、深夜帯勤務などで加給されます。また、昇給制度もありますがそれ相応のスキル、勤務年数、勤務日数が必要になってくるので求人を探すときに考える必要はないでしょう。
「時給1,000円 x 3時間/1日」計算で月4週とした場合の目標金額に対する出勤日数の目安は以下の通りです。
【目標金額】 | 【月間出勤日数】 | 【週間出勤日数】 |
---|---|---|
1万 | 4日 | 1日 |
3万 | 10日 | 2日~3日 |
5万 | 17日 | 4日~5日 |
7万 | 24日 | 5日~6日 |
10万 | 34日 | 不可能 |
ファミレスの仕事内容
接客をする”ホール”と調理をする”キッチン”に分かれます。お店によっては洗い物専門の”洗い場”で募集をしているお店もあります。
ホールの仕事内容
ホールの仕事は注文、配膳、会計、掃除になります。対応するお客の割り振りは、席で振り分けているお店と順番で振り分けているお店があります。
注文はハンディーと呼ばれる端末で行うので、メニューの名前を完璧に覚える必要はありません。それよりもハンディーのボタンの位置を覚える事が重要になってきます。
女性は基本的にホールに振り分けられる傾向は今でもあります。もちろん、希望を考慮してくれますが。
キッチンの仕事内容
キッチンは料理を作ります。調理方法の種類によって振り分けされているお店がほとんどです。揚げ物担当、焼き物担当など。キッチンは男性が振り分けられる傾向です。男女平等とは言ったもののキッチンの方が権力を持っている雰囲気のお店が多いです。
ファミレスで副業するメリット・デメリット
ファミレスは重労働だというイメージを持っている人も多いかと思います。たしかに大変な仕事ですが、それ以上のメリットもあります。
- まかない飯がある
- 友達ができる
- シフトが自由
まかない飯はお店のメニューを○○%引きで食事できるというものです。居酒屋や個人経営店のように1食無料で食べられるものではないで注意が必要です。
また、休憩時間は法律で「労働時間が六時間を超える場合においては少くとも45分、八時間を超える場合においては少くとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。」とあります。1日の労働時間が短いと休憩がないものだと考えましょう。実際には暇な時にちょい休憩させてくるお店が多いですが。
ファミレスで働いて良かったと思うのは友達ができる事が一番かと思います。お店を上手く回すには従業員のチームワークが必要なので、自然と仲良くなってきます。場合によってはぶつかる事もあるでしょうが。居酒屋ほど客に絡まれる事がないのもポイントです。
- 立ちっぱなし
- 嫌な客がいる
- 出勤依頼が頻繁にある
- 身だしなみ制限がある
ファミレスの一番辛いところは立ちっぱなしなところです。暇な時に少し座って休憩できないのがきついです。また、人材不足から頻繁に出勤依頼が入ります。特に土日祝は店員が不足します。毎回断るのも悪い気がして断りづらくなります。
身だしなみについては茶髪禁止、ひげ禁止などの条件を設けているお店が多いです。清潔感が重要な仕事なので仕方ないところです。
副業としてのファミレス
充実感はありますが、本業で体を使う人には厳しいでしょう。本業は座りっぱなしの仕事で運動不足になっている人にはちょうど良い運動になるかもしれません。週3勤務で月収4万円が副業としては妥当かと思います。