一時期は大ブームになったオール電化ですが、最近は下火になりつつあります。下火になった理由とガスの方が安い理由を解説します。

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1.電気料金の値上げ

その一番の理由は電気料金値上げです。東日本大震災の影響で原子力発電所はほとんどが未稼働状態です。また、火力発電に伴う燃料費の高沸など電気料金値上げを余儀なくされている現状があります。

また、使う時間帯によってはガスよりも電気料金の方が割高になる場合があります。

2.初期費用コスト

オール電化にする時にのしかかるのが初期費用です。オール電化の初期費用は約60万円程度です。さらに太陽光パネルを設置すると100万以上かかります。(設置する面積により変動します)

ガスの場合は都市ガスで20万程度、プロパンガスの場合は初期費用なしの会社がほとんどです。

※プロパンガスの場合は複数年間契約することで初期費用なしとしている場合が多いです。

3.修理費用

これが結構忘れがちなんですが、オール電化の修理費用は高額です。修理で直るならいんですが、部品交換になるとビックリするような請求をされる場合がありますので注意が必要です。

ガスでも部品交換になるとそれなりのお値段にはなりますが、ビックリするような事はありません。

4.サポート

ガスの場合、安全性の観点から24時間365日誰かしらが対応してくれます。ガスが使えないなどの問い合わせがあったら速攻で保安の人が駆けつけてくれます。部品交換除いて基本無料です。

しかし、オール電化は会社によっては電話対応してくれますが、夜間の駆けつけ対応もやってくれているところはありません。基本的に翌日対応になります。そして、修理・交換をしなくても出張費、点検費を請求されます。

【まとめ】

毎月の費用だけで考えると今でもオール電化の方が安くなります。しかし、初期費用、修理費用を入れるとガスの方が安くなる状況にもなるのです。

今後、電気料金がどのように変動していくかは分かりません。ガス料金もどのように変動していくは誰にも分かりません。ただ、オール電化の初期費用と修理費用が高い事は事実です。