転職したい気持ちはあるけど、なかなか決心できない状況があります。転職サイトは毎日覗いているけど、1件も応募しないで1年が過ぎていたり・・・。

転職に限ったことではありませんが、優柔不断な人には特徴があります。「優柔不断=ダメな人間」ではありません。

しかし、自分自身のことを優柔不断と思っている人は結構な険悪感を抱いているものです。優柔不断な自分を変えたい!そんな人にとっておきのアドバイスを送ります。

優柔不断な人の原因

優柔不断な人の性格を変えることは難しいです。でも、転職活動中にちょっと意識するだけで全然違った行動をすることができるようになります。

失敗を恐れ過ぎている

「転職して失敗したらどうしよう」は誰もが考えることです。特に家庭をもっている人には深刻な問題です。しかし、重要なのはあなたが働いていることです。今の仕事を無理して続けて精神的に追い詰められたら働き続けることはできません。

転職に失敗したら、また転職すればいいんです。仕事を選ばなければ、仕事はあります。アルバイトだっていいんです。

「転職して失敗した」と後悔するか、「転職しないことが失敗だった」と後悔するかは後になってみないと分かりません。

失敗のない人生なんてありません。失敗は許されない年齢なんてありません。どんなことでもやってみないと分からないのです。それなら楽しそうな選択をして後悔した方が納得できると思いますよ。

怒られる事を恐れている

転職することで、今の会社の人や家族から怒られるのではないかと不安になって転職できない人がいます。怒られることが好きな人なんていません。でもそんなの一瞬です。

転職の報告は1ヶ月前が基本ですが、事情によって長くても3ヶ月程度です。3ヶ月なんてあっという間です。この先、何十年と生きてく中でのたった数ヶ月です。それを乗り越えれば新しい人生が待っています。

たった数ヶ月でも我慢できない人は考え方を変えてみて、人が怒ってくるのは自分のことを思ってくれている、心配してくれているから怒ってくれていると考えてみましょう。

その怒りがその人の優しさと思えれば「心配してくれてありがとう。でも私は行くよ」と前向きになれます。

完璧主義になっている

完璧主義って意外と自分では気付かないものです。転職活動にスケジューリングは必要ですが、細かすぎるスケジュールは自分を苦しめます。

絶対に転職を成功させる!という意気込みは良いのですが、それが強すぎて少しの不安を必要以上に感じてしまいます。

少し大雑把なぐらいが丁度良かったりします。悩みだしたら「えい、やぁ!」です。

欲張りすぎている

求人情報を見ていて、「もっとちょっと給料高い方がいいなぁ」とか「もうちょっと自宅に近い職場がいいなぁ」と悩む場面があります。

しかし、全ての条件を満たす仕事はなかなか見つかりません。転職活動する前にしっかりと自己分析できていれば、転職先の条件がハッキリ見えてきます。

自己分析のやり方についてはこちらの記事を参考に。

最高な仕事を見つけたかったら自己分析が本当に大切

自分の絶対条件をクリアした求人情報からどんどん応募して、内定をもらった会社で選別するのも一つの方法です。

優柔不断の直し方

性格を直すことはできませんが、無駄に悩む時間をなくす事はできます。それは明確な判断基準を設ける事です。

転職においては明確な希望条件を設定することです。ひとつでも希望条件に一致しない求人はスルーする事で無駄に悩む事はありません。実際に最高の求人を見つけた時は、悩むよりも「キターーーー!!」ってなります。

優柔不断の原因として「完璧主義になっている」「欲張りすぎている」とは逆の発想ですが、今すぐに転職する必要がなければ最高の転職先に巡り合うまでは現状維持するのがベターです。

また、転職にかかわらず自分の中で判断基準を設けておくことをおすすめします。自分にとって何が最優先事項なのか確認しておくだけで、色々とスムーズに判断できるようになります。

家族最優先なら、それをやる事で家族が幸せになれるのか?お金最優先なら、それをやる事でお金が増える可能性はあるのか?自分最優先なら、それをやる事で自分は楽しくなるのか?

ちなみに最優先事項なので決めておくのはひとつだけです。2つ以上の選択肢は無駄に悩む原因になります。

家族最優先なら「転職する事で自分は楽しくなりそうだが、家族に迷惑がかかるかもしれない。」と思ったら転職しない。「自分は大変になりそうだけど、給料が各段に上がるから家族を今よりも幸せにできる」と思ったら転職する。

自分が納得できる選択基準と照らし合わせて判断できれば、たとえ失敗したとしても「あの時は、こういう理由で判断したのだから仕方ない」と過去にとらわれる事なく生きていく事ができます。